2010年12月14日 (火)

Cross of Changes

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自他共に認めるAC/DCファンである僕が買ったAC/DCボックスが海賊版ではないか・・という疑惑が浮上した。
道理で安かったわけだ・・・。つうか「海外正規品」って書いてあったもんよ。

そんなわけで、やっぱ自他共に認めないAC/DCファンに成り下がってしまった・・・。

海賊版を掴まされた僕の心の傷を癒すためにはエニグマの2ndを。

ザ・クロス・オブ・チェンジズ」エニグマ

2ndは、民族音楽のサンプリング。
ほうほう、アフリカンですかい、と思いきやどうやらアジア(台湾、モンゴル)の民族音楽らしい。
どちらにしても、前作の壮厳な雰囲気から一転、ギターソロのパートもあるし、ある意味ロックぽいのかも。

聴き過ぎるとあっち側に連れ去られてしまいそうになるので、注意してる。
先日も、電車を乗り過ごしてしまい、相当取り乱してしまった。「ああ、とうとうお迎えが来たのか・・・。ここは何処?」

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2010年10月12日 (火)

ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序

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知り合いにDVDを手渡された。
ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序と破
序とは序章の序であろう。しかし破とはなんなのだ。

「ヱヴァンゲリヲンですよ、ヱヴァンゲリヲン。」
「なんだ、ヱヴァンゲリヲンとは?」
「え?知らないんですか?ヱヴァンゲリヲン・・・」
「その名を聞いたことぐらいはある。しかし何故私がヱヴァンゲリヲンなのだ。」
「ですからーー、ヱヴァンゲリヲンですよ、ヱヴァンゲリヲン。観たいでしょ?」
「いや、別に観たいとは思わないが・・・」
「またまたーーヱヴァンゲリヲンなんですからー」
「いや、だからわしは興味がないのだ。」
「そんなこと言って〜〜。この劇場版大ヒットなんですから〜。僕なんか朝イチに行ってやっと最終回を観ることができたんですから〜〜」
「・・・それはご苦労なこった・・・。」
「うふふ。観たいって顔に書いてありますって〜〜〜」

気の弱い僕は「ヱヴァンゲリヲン」を観ることになった。
そのスジの人たちがどっぷり好きなのは知ってはいるが、わしは興味ないちゅうねん。

ま、後学のために観ておくのも悪くなかろう。

・・・・・・・・

いや、これ面白くないっしょ。
とにかく主人公がヘタレでイライラしっぱなし。
ウジウジ、ぐじぐじしやがって。わしはこんな男の子は嫌いだっ。
使徒ってなんやねん?セカンドインパクトってなんやねん?
TV版を観てない人は置いてきぼりの展開に興醒めだす。


「どうです?よかったでしょ〜〜〜?」
「ふむ・・。確かに独特の世界観やキャラの造形はスゲーよ、と思いました。しかしおもしろくないっ}
「またまた〜〜〜。これはね〜〜〜」

ううう。エヴァ講釈を延々聞かされちゃったよ。

「『破』を観てくださいっ。それからですっ。『破』ですよっ。いいですねっ?なんでしたらTV版観ます?」


ううう。『破』も観なくてはいけんのか・・・・。

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2010年7月17日 (土)

あるいは裏切りという名の犬

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フィルムノワールとしてもドラマとしても大好きな映画。
おっさん臭い。

主人公は二人の警視。
ひとりはちょっといい奴レオ。もう一人ひとりは嫌なヤツ、ドニ。

長官のポストが空くつうことで、二人が候補に上がるのだけど、人望の厚いレオが有力候補。

で、ドニがあの手この手を使ってレオを陥れようとする。
このドニの嫌なやつっぷりが、見ていて気持ちいいくらいの嫌なやつで、裏切り、罠、裏工作なんでもありという、まあリアルなこと。

どこの世界でも出世争いはあるようでして、僕もサラリーマン時代「ヒラ社員2等級」という地位にまで上り詰めたことがあるのだけど、そこで失脚してしまった。

あのまま順調に行けばヒラ社員3等級→ヒラ社員4等級→主任→係長→課長補佐→課長→次長→部長→取締役と夢のような人生が待っていたはずだった。

「社長のためなら火の中水の中っ」(実話)と部課員の面前で臆面も無く飼い犬ぶりを発揮した部長は取締役に抜擢された。

実力も実績もなく、同僚を蹴落とす根性もないなら媚びるしかない。
「へっへっへ。部長、鼻の下に鼻クソが付いていますぜ。」と取ろうとしたらホクロだった。
「へっへっへ。課長、課長の頭がピカピカなので社内も明るいですねい。」と軽いジョークを飛ばしたら、能面のような顔で無視された。

いやあ、ハゲにハゲネタのジョークはご法度なんだね。ひとつ成長した若かりし頃の僕であった。
そんなことを思い出しながらこの映画を観たですよ。




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2009年5月 4日 (月)

WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース

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この映画を観始めたとき、あまりにの映像の安っぽさに観るのをやめようかと思った。
TVのドラマよりもスカスカな画面。うーーん、こりゃ外したかな。

と、思いきや・・・。
ほんに練り込まれたシナリオって、観ていて気持ちがよい。


ブラボー!!すばらしい!!!

どうも内田けんじという監督の処女作であり、自主制作映画らしい。
登場する俳優陣も内田氏の友人達らししいのでプロの俳優と比べるべくもないが、それでも演技してるのか台本を棒読みしてるのか判らないようなメジャー映画を観るよりもよっぽど誠実さを感じる。

ほんにショボイんだけど、だんだんと引き込まれて行く。お金をかけるだけが面白い映画の条件ではないのだなあ。
全編貫く主人公の悲哀がなんともかんとも面白い。

彼と友人との会話なんて、今まさにその辺で繰りひろげられているようで笑うに笑えん・・。で、笑ってしまう。

いやあ、いいもん観させてもらいました。


それではメジャーデビュー第一作「運命じゃない人」入りますっ。

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2009年4月15日 (水)

アイ・アム・レジェンド

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おお。

この映画、結構怖いですよ。



と言いつつ、この映画は映画館に観に行った。
で、いつ行ったのだったのだろうと公開時期を調べたら(正月に行ったのだけは覚えている)07-08正月公開となっていた。

せめて面白かったかどうかぐらいブログに書きゃ、備忘録としての機能ぐらいは果たしているだけど。

観てる途中で「なんかどっかでこの展開あったぞ。」てな気分になったのだが、小学生の頃に確かに観た「オメガマン」のリメイクだったことが友人からのメールで判明した。

本当は友人なんてあんましいないのでメールなんてもらうはずもなく、自分で調べた。
主人公のおっさん「オメガマン=チャールトン・ヘストン」「アイ・アム・レジェンド=ウィル・スミス」も回りに誰もいなくなってしまって寂しいのだ。

そんな気持ちがわかるのだ。わかるのだよう。



マネキンに話しかけたことのある人向き映画。


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2009年4月14日 (火)

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

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スピルバーグが「まあ、このシリーズだけはワシが監督しちゃるけん、おまえら口出しするじゃなかとですよ。」と言ったに違いない入魂のシリーズ最新作。無駄に面白い。
たぶん、娯楽作品というのは、この無駄というのが大切なんだと思う。

何処かで観たシーン、「そうそう。こうでなくっちゃ。」と楽しめる映画のなんと少なくなったことか。
パイレーツ・オブ〜シリーズやトランスフォーマーが無駄に面白くなかったことを考えると、ここまでサービス精神旺盛な映画は希有な存在なのだ。

レイダースから27年。
あの頃は映画館に足を運ぶだけでワクワクしたものだった。そんなワクワク感は年をとるにつれ無くなってしまったけれど、少しだけあの頃の高揚感を思い出したのが嬉しかった。

期待ワクワクのオープニングから、広げた風呂敷が大きすぎて畳みきれなくなってしまった、さあどうしましょ、のクライマックスまでノンストップで楽しめる。

つうか無理からでも楽しまなくてはいけないのだ。





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2009年3月17日 (火)

アイアンマン

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Iron Manと書いて日本語読みが(かどうかは知らないけれど)アイロンマン。
なんかドライクリーニング屋で汗かきながらカッターシャツの皺を伸ばしていそうだ。

そんな悲しい鉄男の物語。
「とうちゃん、おいらヒーローになるよ。」


もう、この年になるとこんな映画を観るのもほとほと疲れてしまっているのだけど、それでも観てしまうというのは悲しい男のサガなのだなあ。

それにしてもアメコミヒーローもんて、蜘蛛男のキルスティン・ダンストとか蝙蝠男のケイティ・ホームズとかヒロインがしっくりこない。とてつもなくイケてない。
そして今回の鉄男にはグイネスっ!グウィネス・パルトロウ。
鉄男に秘かに恋の眼差しを送る秘書役を健気に演じておるけど、貫禄ありすぎて全然似合わん。

と、言いつつ「あ。グィネスもいいかもーー。」と思ってしまうところがこれまた悲しい男のサガなのである。

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2009年1月12日 (月)

ウエストワールド

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「ターミネーター4」が今年公開されるらしいけど、この映画の原点といえばこれ。

公開が1973年だから・・・・
もう36年も経つのか。

あの頃、睾丸の、いや睾丸の、いや紅顔の美少年だった僕も苦み走ったナイスなミドルになるわけだ。

当時は、ほんとにハラハラドキドキして観たものだけど、改めて見直してみると、いやショボい。
でも、このショボいセットや特撮が今となってはやけにリアルで、へんに今のテーマパークとリンクしているのがおもしろい。

でもやっぱり間延びした緊迫感の無さは時代の流れなのか、監督の力量なのか。
ダメダメ監督のマイケル・クライトンは物語を作る才能はあっても映画を撮る才能はイマイチなのだなあ。
「アンドロメダ」なんて面白かった記憶があるのだけど、これも小学生の頃に観たきりだし。

対してユルブリンナーの不気味な眼力で映画のパワーが保たれているような。 瞬きしないのが怖いす。

あらすじ
ハイテクを駆使したテーマパーク、デロス・ランド。その中の西部世界を再現したセクションでのお話。ガンマンのコスプレでロボット達とリアルな決闘や酒場の乱闘ができるのだ。 ところがロボット達の様子がおかしいのだ。大変ですね。

感想
少年winosにはトラウマ。今観るとね・・・・。




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2008年8月18日 (月)

ウォルター少年と、夏の休日

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この映画は好き。
何の捻りもないけど、気怠い夏の午後、のんびりと楽しめた。

ん?この違和感は?

おお。ウォルター少年役のハーレイ・ジョエル・オスメントですな。
「シックス・センス」の幽霊見えるねん小僧とか「A.I.」で捨てられちゃったロボットとかの哀愁小僧。

今回も「普通にしてても泣いてる顔」は健在で、子供顔のイメージはそのままで身体がやけにでかいだ。
でも、ガタイはでかくなっても顔はそのままって、とってもミスマッチ。つうか気持ちわるー。
名子役を使うっていうのは、どうもイメージが定着しちゃって、せっかくの良い映画をスポイルしているような気がするのだ。

それに「あ。この辺で、泣かす演説ぶちかますぜー。」と、まんまな展開もちょっと引く。
そんな鑑賞法は素直じゃないけんど。

一方、爺さん陣のマイケル・ケインとロバート・デュヴァル。
マイケル・ケインの控えめな優しさとロバート・デュヴァルの不器用な優しさを感じるもだけでこの映画を観る価値はあると思う。

登場人物は典型的ステレオタイプな人達ばかり。
ここまで正攻法で描かれると、悪い奴の登場でも安心してドキドキできるのがいいのか悪いのか・・。

ウォルターの成長とか爺さんたちの心の変化とか、もうちっと判りやすく掘り下げてくれれば申し分なかったのだがーー。

と・・・・。やっぱ、この違和感は・・・。

これは「ビッグ・フィッシュ」の良くできたイミテーションなのだな。
イミテーションは決して本物を超えることはできない。
でも本物を知らなければ、それはそれで問題ないのかもしれない。

って、どっちが先に制作されたのかは知らんけど。


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2008年8月 5日 (火)

ウィッカーマン

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ジャンルとしては僕の大好きなオカルトです。
なんだか村中の人達が変だよ〜という怖い怖い話。

何となく涼しげな画面とか、あまりドキドキしない展開とか、やけにミスマッチなところが好き。それにしてもとってもB級テイストだ。

ポリスマン・ニコラス・ケイジが、数年前に失踪した婚約者から一通の手紙を受け取る。
「娘が行方不明なんよ〜。しかもあんたの子よ。どうじゃ、驚いたか。助けろ。」

ふん。おらの知ったこっちゃねーぜ。
だと、話が進まないから、助けに行くからこんなことに・・・。


さてこの日本でも、年間の行方不明者が10万人に上るという。しかも、この数字は失踪届を出した数字で、実際はこの2倍を軽く超えるらしい。
仮に行方不明者が20万人として、その10%が犯罪に巻き込まれたとする。
この日本で年間に2万人もの人が、東京湾の底に沈められたり、どっかに拉致されたり、異国に売り飛ばされたり、奴隷船の船底で鎖に繋がれたりしているのだ。
怖い。怖いね。
昔の恋人から手紙をもらっても、出かけてはいけませんぞ。


あ、映画はそんなに怖くないです。まあまあ・・・。


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