2010年10月 9日 (土)

ボーン・アルティメイタム

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ボーンシリーズの3本目。
このシリーズは、どれをとってもハイクオリティで好き。
昔のブロンソンやマックィーンの映画を観た時のような爽快感、満足感が良いです。

難点を言えば、マット・デイモンの顔がいつ見てもウッキー君なんだよな。
向こうでは、これ男前の顔なのかね。

しかし3作どれをとってもスパイアクションの鏡のような完成度だす。
やっぱ原作が良いということなんでしょうか。

つうわけで、ラドラムの「暗殺者」シリーズを読み返してみることにしよう。

と、調べてみたら、ラドラムが書いた3部作の続編が、彼の死後、別の作家でもう二作書かれているとか。

おお、これは面白そう。

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2010年10月 7日 (木)

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

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家族で映画でも観るべ、となると毎回モメるのが「いったい何を観るだ?」。
それぞれの好みが違いすぎて話がまとまらない。

貸映画屋での激しい口論、挙げ句本気ジャンケン勝負で負けてしまって
後ろ向きな気持ちで借りてきた「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」

どーもポセイドンの息子がゼウスの稲妻を盗んでしまい、怒り狂ったゼウスは「返さんかいっ。さもななくば戦争じゃ。」
うん。小学生向きですな・・・。
先日観た「タイタンの戦い」と被りまくってるところが妙に笑えたけど。

現代のアメリカに設定を置き換えたところが、面白いっちゃ面白いし無理があるといえば無理がある。
写真のメデューサはユマ・サーマンなのだすな。

主人公も華がないし。
ヒロイン役も微妙。

CGは凄かったけど突っ込みどころが多すぎて、どこを突っ込んでいいのやら。




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2010年9月 1日 (水)

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

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久々に観直してみたけど、ドキュメンタリーの素晴らしさというか、まったりと気持ちのいい映画。

これを観た当時、ライ・クーダーのアルバムは何枚か持っていたのだけど、だいたいこんなイメージだった。


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で、映画が始まってバイクでテケテケテケとやってきたのが


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だ、誰?これ誰?キューバのおっさん?

と、そんなことはどうでもよく、ライ・クーダーがいなかったら、キューバ音楽を知ることもなく人生を過ごしていたのだなあ、危うく損するとこだったぜ。と思うのであった。


しかし、南米の社会主義国というだけで暮らしぶりはどうなのよ?というイメージがあるものの、比較的治安がよい・・・といった認識しかなく、情報もほとんど入ってこないキューバ。

建前上は貧富の差がなく、不便ながらも明るい我が家・・・んな訳ないだろうけど、画面からは慎ましいながらものどかな雰囲気が溢れている。

実際は決してそうではなく、経済面はもちろん職業の選択の自由や言論、行動の自由も大いに束縛されているようである。

日本は日本で、皆好き放題ぶちまけているが、出る杭は打たれるというか、正論は封じ込まれているというか・・・。

最も成功した社会主義国なんて評価は、日本人全員が洗脳されているみたいで有難くないちゅうねん。


しかし見苦しいほどの、首相のポストにしがみついている管を見ていると、脳ミソが沸騰してくる。
そんな時は、キューバミュージックでクールダウンなのである。


管が勝って、3年間政権しがみつきになったら、子ども手当も高速道路無料化もぶっ飛ぶよ。
すべての法案が通らないんだもんな。

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2010年8月27日 (金)

バベル

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143分。長い。

え?この映画の監督は「21グラム」を撮った監督と同じ人?
というぐらい下がる下がる。

アメリカ、モロッコ、メキシコ、日本の4つの物語がひとつに繋がってゆくという群像劇なのだが、それぞれのエピソードが、ああもう、どーでもいいや状態。
四つの物語が上手にリンクしていないのが、どーもいけない。

モロッコサイド
冒頭の山羊飼いの少年の自慰行為シーンで、いきなり気分が萎える。どうも下品なんね、映画の色調が。
で、呑気に観光バスを標的にライフルの試し撃ち。んでアメリカ人女性を直撃。災難だ。
子供の馬鹿さ加減にイラつくのなんの。

アメリカサイド
撃たれた女性はケイト・ブランシェット。やっぱ名優ですな。この映画の唯一の救いかも。
旦那役のブラピとの関係修復旅行。ブラピの熱演もケイト・ブランシェットで影が霞むなあ。


メキシコサイド
ベビーシッターのおばちゃん。息子の結婚式のためにメキシコに帰りたいい。
ブラピ夫妻の子供を預っているが、ブラピたちが事故のため身動き取れない。で、子供を連れてメキシコに旅立つが、何てったって不法就労のため話がこじれてややこしくなる。
家政婦役のおばちゃんの悲壮感は良かった。いや良くないけど。


日本サイド
菊地凛子は聾唖の女子高生役。オヤジが役所広司。
オヤジが狩猟旅行でモロッコに置いて帰ったライフルが少年の手に渡るという設定。
他のエピソードとの接点がこれだけだし・・・。

豪華高層マンションに住む親子。娘が聾唖で親や世間とのコミュニケーションを歪ませているところが創世記のバベルの塔をモチーフにしているので、他の3つのエピソードとは独立しているのだ。
という好意的な見方はしませんよ、おらは。
相当このパートは陰で湿気てる。
菊地凛子の体当たり演技が評判になってたけど、役どころとして反則じゃないかと。


あれだな、自慰行為や覗きとかパンツを脱いで誘う女とか鶏の首を絞めるシーンとか実際に見かけたらドン引きだから。
それを映像だからといってそのまま表現してしまうところがセンス無しということなんだろう。

メセージは言語、繋がり、さらに民族や宗教の壁。てなとこですかな。
でも、この映画から流れてくる得体のしれない不快感はなんだろう。

「21グラム」は好きな映画だけに残念。

といいつつ、退屈はしかなったけど。



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2010年8月24日 (火)

バンコック・デンジャラス

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観る映画、観る映画、ニコラス・ケイジが出てくる。
この節操のない露出頻度はなんなんだ。

昔、チャールズ・ブロンソンが「人気のあるうちに稼ぎまくって老後に備えるのだ。」と言っていたけど、ニコラス・ケイジの場合はカツラ代とフェラーリ代が嵩んでいるようで。

で、映画を選ばなくなると当然質が落ちてくる。

今度は「殺し屋ジョー」でバンコックに行ってスナイパーなのだが、やっぱバンコックは普通に人と一緒にゾウも歩いているんだな・・・。いいな。

ジョーは冷酷な殺人マシーンなのだが、現地で雇った子分に情が移ったり、薬局屋のおねいさんい惚れたりして、全然クールじゃない。しかもニコラス・ケイジの顔自体が困ったちゃん系なので「私は失敗しない・・・。」とゴルゴみたいなセルフを吐いても思わず、ぷぷぷと笑ってしまうのあった。

ああ、愛しきニコラス・ケイジ。





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2010年8月17日 (火)

パラノーマル・アクティビティ

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やっぱ盆と正月はホラーでしょ。
と相当話題になりつつ、評判芳しくなかったこの映画、借りてきた。

いやはや、これもフェイクドキュメンタリー系ですな。
うふふふ。
ふふ。

これ、怖いっしょーーーーー。

いや、怖いよ、これ。

途中、登場する霊媒師も「いや、オレ無理だし。」とソソクサと帰っちまうし。(なんか知らんが霊媒師もさじを投げるっ!)

主人公のケイティは夜中に1時間以上も立ったまま彼氏を見下ろしてるし。(妄想族としてはこの状況は死ぬほど怖いっ!)
あーた、夜中にふと目を覚ましたら傍らに相方が立って見下ろしている状態を想像してごらんなさいな。
金をかけたCGクリーチャーや特殊メイクモンスターより、暗闇に立つヨメの方が怖いっしょーーーーっ!!!!

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2010年8月16日 (月)

ハンニバル

二度と観ることはないと思っていたが、「羊たちの沈黙」「ハンニバル・ライジング」が変にツボに嵌ったようで息子が「ハンニバル」を観たいと言いだした。

「・・・・、いや、やめといたほうがいいと思うけど・・・。」と一応は止めたのだが、「僕は大丈夫♪」と明るく言い放つもんだから借りてきましたわいな。
しっかし誰に似たのやら・・・。
こんな映画を・・・。

それにしても「ハンニバル」で画像検索かけると焼肉の写真だすなよう。

そういえば、この映画は公開当時映画館に行ったっけ。
それなりに客は入っていたようだったけど、一番印象に残ったのは映画が終了した後の劇場内の奇妙な一体感。みんな、うつろな目で軽く笑みを浮かべている。
当時の僕は変態だったので(今は変態じゃない)一人で観に行ったのだが、やはりカップルとか友人同士で来ている客が多く帰りのロビーでの会話が面白かった。

「・・・。どうする?」
「えっ?そうだね。ゲーセンでも行く?」
「あ、いいね。」

とか

「あ、そうそう、早く帰って洗濯物取り入れなくちゃ・・・」

とか

「あら、ミッチー、そのバッグなかなかいいじゃない。」

とか。

みんな、やっぱ映画を観た後は映画のことを語ろうよ。


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そんな息子は、

「あ、そうそう宿題しなくっちゃ・・・。」


と、自分の部屋に引き上げていった。

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2010年7月20日 (火)

THE 4TH KIND フォース・カインド

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4TH KINDとは第四種接近遭遇という意味らしいのだけど、勿体振ったセールスコピー(&写真のミラジョボのCMにも)にまんまと。



どーーーーってことない映画だけど、「夏の夜の恐怖体験、カメラは捉えた衝撃の瞬間っ!」てな特番が大好きな人はそれなりに楽しめるのだろう。僕のことですけど。



これから観ようと思っている方は、前知識を何も仕入れずに観たほうがよい。



ということを踏まえつつ・・・









アラスカで起きた実際の事件。
多くのの住民が行方不明となり、そして、不眠症を患者が増え続けるアラスカ州ノーム。
いったいノームでは何がおこっているのどうか。


地元の心理学者タイラー博士の元にやってくる患者のセラピー風景と博士のインタビュー画像の実録フィルムとタイラー博士を演じるミラ・ジョボビッチ他俳優陣の再現映像とを織り交ぜ、事件の真相に迫るのだ。

実録映像もフェイクなのだが、それを言っちゃあおしまいなのだ。
せっかく、ドキドキ「怖いなあ♪」と観ているのに、子供の夢を壊すようなことをしてはいけないと思うのだ。
何てったって、実物のタイラー博士とミラ・ジョボビッチの落差がすごい。
タイラー博士は素のままで十分ホラーなのである。
この落差が、ああやっぱ実録映像はホンモノなのだ、やっぱこの世は摩訶不思議なのだ、よかったよかった、だったら僕も嬉しいのだけど。





「信じるかどうかは、あなた次第」





信じるかーーーーーーーーーーーいっ

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2010年7月13日 (火)

パッセンジャーズ

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オチを書いてしまうと豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまうという映画。



飛行機落ちたら5人生き残ったよ、メンタルケアのセラピストは美女アン・ハサウェイ。
懸命にカウンセリングするけど乗客の言動が何かおかしい。事故の原因は何だったのか?
そんな中、生存者達が1人ずつ消えてゆく・・・。





なんてったてアン・ハサウェイの目ん玉はでかい。
僕も目がクリクリしているので、やあお人形さんみたいだね。とよく言われるのだが、アン・ハサウェイは僕の十倍ぐらいある。



あえてオチが途中で判るように作ってあると思うのだけど、登場人物がすべて怪しいのだよ。
アン・ハサウェイに変に関わってくる隣人であったり。
特にアンドレ・ブラウアーとデビット・モース。
どっちも眼つきが悪い・・・。


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眼力の映画つうことで。
結構好きかも・・・。







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2009年4月18日 (土)

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

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レイチェルワイズが降板しただけで、ここまでテンションが下がってしまうものなのか。
オコーネル夫妻漫才がこの映画の魅力なのに、「相方代わって再出発ですねん。」と言われても困りますな。

ロブ・コーエンという監督の作品は全般的に面白くないな。
期待せずに観れば・・・。

ヒマツブシにはよろしいのではないでしょうか。



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