2010年10月 4日 (月)

推定無罪

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小沢強制起訴。
これには驚いた。

仙谷の差し金だろうとは思うのだが、鬼の検察が1年以上も掛けて重箱の隅をほじくり返して起訴できなかったのである。

実際、このおっさんが何をやっているのかは知る由もないが、本人が無罪だと言い、検察も証拠を揃えることもできず不起訴となったにも係わらず。
不起訴=罪に問うことできない。

それが、平均30歳代の素人集団?の検察審査会が「やつは怪しい。何かやっているに違いない。」と強制起訴に持ち込んだのである。

この国は「推定有罪」の国である。「怪しいやつは犯罪者」報道がなされる。
テレビや新聞を見る我々は「ああ、やっぱこいつ悪そうな顔をしてるわ。」と納得するのである。

現に家族は「悪代官のような顔をしやがって」、同僚は「はにわみたいな顔をしやがって」
と犯罪者扱いである。

さて、この強制起訴で有罪となれば、起訴しなかった検察の責任問題であり、無罪となったら検察審査会の責任問題というか在り方が問題となるのである。

つうか、証拠がなければ有罪にできないのだ。どうやって公判を維持する気なのだ。
ねつ造?
検察の役人は、今一番やりたくないんじゃないだろうか。

仙谷は天に向かって唾を吐く行為をやっている。
そしてその唾が自分の顔に落ちてくるまで気がつかないのだよ、ハリソン君。

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2010年10月 2日 (土)

シティ・オブ・エンジェル

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「ベルリン・天使の詩」への冒涜である。
なんてクソミソに言われておりますが、この映画ええですよ。

なんてったってニコラス・ケイジが天使なのである。ちょっと疲れた幽霊にしか見えないのである。

でも図書館に天使が居るってのは素晴らしい。
しかも黒ずくめのニコラス・ケイジ。
私も図書館にはよく行くのだけど、こないだも片隅で佇んでいる天使を見た。

おお、ついに天使とご対面だあ、と近づいていくと近所の権蔵爺さんだった。
ゲートボールの派閥争いが激化して、公園の場所取り勝負で負けてしまったらしい。
役立たずの烙印を押されチームを追い出された権蔵爺さんは、行き場を失い毎日図書館に出没しているのである。その姿はまさに幽霊、いや天使。

私は権蔵爺さんのことを密かに「ニコラス」と呼ぶことにした。

ニコラスはもともと天使だったのだが、人間の娘に恋をし堕天使となったのである。
その人間の娘は隣町のおヨネ婆さん。

私はおヨネさんを「メグ」と呼んでいた。

しかしメグは「飛行機ぶーーん」とか言いながら両手放しの曲乗りチャリで車に轢かれ死んでしまったのである。
おヨネさん、いやメグが天使になったのか仏さんになったのか知る由もないが、災難なのは、永遠の命を捨てて人間になってしまった権蔵爺さん、いやニコラスなのである。


かくしてニコラスは恋にも敗れ、場所取りにも敗れ、毎日図書館で泣いているのである。

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2010年8月 9日 (月)

シャーロック・ホームズ

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ダークなロンドンの街並みはバッチリ好みで萌えたんだけど、こんな阿片窟に出入するような小汚いアイアンマンはシャーロック・ホームズじゃないし。

子供の頃に読んだシャーロック・ホームズは紳士だった・・・。
どっちかと言うと、ジュード・ロウ扮するワトソン君の方がイメージ近いかな。

ま、アクション映画としては楽しめたけど、謎解き要素が殆ど無かったのが残念。

でもこれってガイ・リッチー作品だったんね。リボルバーで変な方向に走って、それはそれで結構好きだったりしたんだけど、普通っぽく軌道修正なんだろうか。






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2010年7月16日 (金)

呪怨 ザ・グラッジ3

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写真の女優は、池端えみという加山雄三の娘さんらしいのだが、私としては好みで萌え萌えです。
役もイタコの末裔としてカヤコさんやトシオ君(だっけ?)を除霊してくれる頼もしいおねえさんです。


ま、それなりに怖いとは思うのだけど、なんせ呪い続けて10数年、観てる方も段々飽きてきて「ああ、トシオく君も大きくなったなあ・・・。」とか「カヤコさんは実際は結構な美人なんだよなあ。」とか。




それにしてもカヤコが出てくる時の「ケロケロケロ・・・」という音、不快だよね。






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2009年4月17日 (金)

幸せのレシピ

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たまには息抜きにこんな映画も良いのではないかと。
息抜きの映画ばかり観ているような気もするけど。

オリジナル版の「マーサの幸せレシピ」を観ている人には評判悪いようだけど、未見の僕はのほほんと楽しめた。

ゼタ=ジョーンズは、こんなあっさりとしたメイクの方がきれいだと思うんだけど、インタビュー映像の厚化粧はいただけない。

やっぱ、夢を売る商売の人はスクリーンの中だけがよろしいようで。

子役のアビゲイルちゃんは、やっぱり凄い演技だけど、ちょいと「わたしはできる子」臭が鼻につきだしたか。
「幸せの1ページ」は観ようとは思ってるけど。


んじゃ、美味しそうな料理でも見ながら、カップラーメン食べて寝ますか。


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2009年1月21日 (水)

スケルトン・キー

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やはりオカルト御三家といえば「エクソシスト」「ローズマリーの赤ちゃん」「オーメン」。
特に呪術、黒魔術をテーマにした、心理的にきゅう(※心臓が締めつけられる様)となるものや、翻弄されている人間の狂気を描いた物が面白い。霧が悪霊に姿を変えるとか、実体化した悪魔が表れるとか、リアリティがなくなると恐怖も半減してしまいますな。

「エンゼルハート」「エクソシスト3」も名作だった・・・。
「スティグマータ」なんてあったけど、あれはイマイチかな。

もうデスノートを拾っちゃうと、速攻1000人ぐらい名前を書き連ねてやる。
お漏らしを笑いながら」えんがちょ。」と嗤ったあいつや、「ふん。小さいのは人間だけじゃなかったのね。」とか言いやがったあいつや、「あたいは身体は売っても心は売らないんだよっ。」と抜かしよったあいつや、すぐに思い出すだけでも100人はいるぜ。

てな事を考えている方も沢山いらっしゃることでしょう。

それほどの魅力の世界「オカルト」。
さあみなさんも僕と一緒にホラー倶楽部を楽しみませんか?

入部は簡単。
このページを開いた瞬間、入部が成立するという、フィッシング詐欺みたいなシステムです。
退部不可。

それでも退部する人は呪いがかかります。
毎朝、お尻からウンチが出てくるという恐ろしい呪い。便秘の人には呪いはかかりません。

と、真面目な話はここまでにして、「スケルトンキー」という映画、なかなか良くできたオカルトものです。

なんてったって、ケイトハドソンがかわいいのよ。




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2009年1月19日 (月)

ショーン・オブ・ザ・デッド

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貸映画屋の棚には1本置いてあるかどうかのこの映画、いつも貸し出し中でやっとこさ観ることができたんだけど、いやあ、面白いのなんの。

スプラッター描写も何のその。ゾンビものとして語るだけではあまりに勿体ないくらいのセンスのいい映画だった。

主人公の設定からして笑える。
冴えない家電ショップ勤務のダメ男とその友人が更にダメダメなデブニート。ぷぷぷ。

「遅ればせながら」事態の深刻さに気付く導入部分や、「遅ればせながら」大人になっていく後半など物語の流れもほんとに素敵なんだけど、やっぱり所々に散りばめられたお笑いセンスが可笑しすぎる。

※少しだけ内容に触れます。
「選り好みレコードフリスビー」や「実はカーステの音がうるさかっただけのパパ」とか、ゾンビファン究極の疑問「ゾンビのフリをすれば、ばれないのではないか?」なんて禁じ手みたいなものを平気でやっちゃうアホっぷりとかツボに嵌りまくり。

逃亡計画も、取りあえずいつものパブに逃げ込み「ビールを飲みながら事態の収拾を待つ・・・。」という無計画な計画・・・。
主人公の失恋シーンも、涙目・・の眼力だけで笑わせるなんぞ・・・。

あーー、あかん。ぷぷぷ。

この映画の面白さは、ゾンビはあくまで「ゾンビは人襲って食らう」という点に徹していることですかな。
コミカルな動きのゾンビてな、げんなりな直球描写は一切排除して、ドラマに焦点を絞ったところがもう最高。

音楽も台詞も一度や二度で楽しみきれませんぜ。

 

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2008年9月29日 (月)

セックス・アンド・ザ・シティ

実はこの映画(ドラマも)は観たことがないのだけど、なかなか面白いという評判は聞いている。
そのうちチャレンジしたいとは思っているのだけど、「24」もシーズン1の7時間目ぐらいでケツ割ってしまったのでいつのことになるやら。

で、ふと思ったのだけどこの「セックス・アンド・ザ・シティ」という題名、なんとかならんですか。
映画館のチケット売場で「せっくすーーーっ」と口に出さなくてはならんのですぞ。

そんな公序良俗に反した言葉を口にしただけで逮捕されるのですぞ。

適当にニュアンスだけど伝えれば理解してくれるであろうと口をもごもごさせながら「ふっぃくす・ふぁんど・シティー」と呟いたところで「は?なんですか?」と聞き直されたら尚さら恥ずかしい。

しかもチケット売場のおねいさんが美人だったらどうしますよ。
「セ・・・。セッ・・・・。せ・・・・。」
「はい?」
「い、いや・・・。もう、いいですっ。」
ぴるぴるぴると昇天しながら走り去る客が続出して映画はヒットしないのではないかな。







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2008年8月19日 (火)

ジャケット

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僕がキーラ・ナイトレイに勝っていることが一つある。
それは乳周りだ。(ワンパターンだ。)

それだけだ・・・。


映画でのジャケットとは「拘束衣」のこと。
レクター博士も好きな、あの身動きできんようにする服。ダークなイメージがつきまとう服だね。
ファッションメーカーでもボンテージ風のテイストを取り入れてるヤツがあるやん?
是非とも拘束衣っをラインアップに加えて頂きたい。
誰かが拘束衣に身を包み、前方から身悶えしながら走ってきたら僕は間違いなく逃げる。
そして夕食時に「今日は、こんな怖いことがあったんだよう。えっえっえっ。」とツマに泣きながら訴えるに違いない。

そんな負のイメージを持つ拘束衣。
もし古着屋で見つけたらどうしよう・・・。しかも血のようなシミが付いていたら。
全身の肌が粟立って、暑い夏を乗り切れるかもしれない。

以前に観た映画なので、記憶があやふやなのだけど、映画自体はダークなタイムスリップもの。
主人公が、警官殺しの罪をきせられ精神病院へと送られる。
そこでの矯正治療が怖いのなんの。拘束衣を着け死体安置所みたいな引き出しの中に入れられてしまうのだ。
閉所恐怖症の人はこの映画を観るだけで恐怖の叫びをあげてしまうのねん。
そして、恐怖のあまり失神してしまった主人公はタイムスリップしてしまうのであった。

・・・・・・・・。
なんちゅう映画だ。

ところが、この映画、なかなか素敵なラブストーリーなのであった。
キーラ・ナイトレイのワルメイクと可愛い顔の両方も堪能できるしー。
「エターナル・サンシャイン」とか「メメント」系が好きならどぞ。

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2008年8月12日 (火)

スウィーニー・トッ・・・

昨日家に帰ると家族が「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を観ていた。
これは前から観たかったのだけどレンタルは新作料金なので我慢していたのだ。

でかしたぞ。
当然、最初から観たいので家族が観終わるまで風呂に入ることにした。
「ふ・ふん・ふん~~~♪シャボン玉になった、ア・タ・シ~~~♪」

鼻歌も終了した僕は、いつもより丁寧にお肌の手入れをする。
「ふ・ふん・ふん~~~♪角質化したお尻の肌は鮫肌~~~♪」

風呂から上がると午前1時を回っていた。
・・・・・。
寝よう。
映画は明日のお楽しみだ。

そして今日。
私はツマに言った。
「悪魔の理髪師はどこだい?」




「え?ああ、あれね~、新作だったから1泊2日だったのよ。返しちゃった。」


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