メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
何が凄いかって題名が凄い。
「最近何か映画観た?」って聞かれたら
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬・・・かな。」
もうこれだけで、意味不明にねじ伏せる説得力がある・・ような気がする。何をねじ伏せるの判らんけど。
トミー・リー・ジョーンズ主演にして初監督作。
俳優がメガホンを取ると、思いっきりコケるか頭でっかちな作品になるというイメージがあるけど、トミー・リー・ジョーンズはナカナカいい感じ。程良くクセがあると思うのだけど面白いかどうかというと微妙なバランスだな。
第二のイーストウッドを目指したのか・・人種差別やら友情やら暴力を散りばめつつ、物語の進行も時間軸を弄って・・・。うーん。ちょい頭でっかちかな。
不法入国者メルキアデスが、不運な事故で射殺されてしまって、ツレのトミー・リーが「落とし前つけろや。にいちゃん。」というお話し。
やっぱアメリカ人は「正義」押し付けが強引だなあ、と思いながらもトミー・リーの美意識というかこだわりが結構好きだったりして。
ロードムービーというのもポイント高かった。
「ゲッタウェイ」や「ガルシアの首」を連想する埃臭い映画はサム・ペキンパー的ですねん。
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