2005年9月 4日 (日)

郵便配達は二度ベルを鳴らす

Postman

郵便配達は二度ベルを鳴らす

相変わらず、ニコルソンが感情むき出して「はあはあ」野獣化すると、「やっぱ、これだなっ」と納得してしまう今日この頃。

この魅惑的なタイトル・・・・・。
しかし、郵便配達は、何処にいるのだっ!

当時は、エロエロ官能サスペンスで評判になったけど、今改めて観てみると大したことない。
年をとると感動が薄くなる。頭も薄くなる。

この映画では、郵便配達は出てこなかったし、ベルも二度鳴らさなかった。(原作読めば判るらしいけど)

しかし、仕事場に集配にやってくる郵便局員は二人である。(いつもではないが)
数百円の郵便料金で二人がかりは、どう考えても無駄。

郵政民営化の流れになったとたん、郵便局のサービスが良くなった。
郵便局員の愛想が良くなった。

民営化=甘い汁が吸えなくなる・・・・というのは下衆の勘ぐり?

ならば消極的民営化賛成・・・。
何故、消極的か。
自民党だからである。

消費税を導入しないと嘘をつき票を集めた政党なのにな。
そんな政党が、何をやっても一緒だろう。
服を着せ替えても、中味は腐ったまま。
郵貯の流用の手段は既に講じているのだろう。

不思議と支持率の高い小泉。
反対勢力との答弁では、いつも論理のすり替え。

まあ、良きにろ悪しきにしろ小泉には勢いがある。
参院否決で衆院解散つうのも小泉の勢いだけのような気もするけど?
一瞬、支持しそうになったよ。

訳の分かんねー、宗教団体の信者状態なのか。
教祖に有無を言わさぬ勢いがある。誰がどう見てもおかしいことを堂々とまかり通す。
自分というものが無いから歩む道を決めてほしいのだ。

自民には投票しない。
自民の存続を許した国民と野党にも問題がある。
なら、他の党に一票をいれるのか。

社民党。
阪神大震災時の首相トンちゃん(社会党)。
自宅(マンション)の隣のガソリンスタンドに火が廻ってきた。
消防車がやってきた。途中で水がなくなった。消防車、諦めて帰って行った。(どんなだ)
さて、このとき自衛隊は放水用のタンクを航空機に設置し待機していたそうである。
後は、出動命令だけ。トンちゃんは出来なかった・・・。
決断できない政党に用はない。

公明党。
政教分離は、健全な国には不可欠だと思う。

選挙の時だけ、電話をかけてくる奴がいる。
「やあ、ひさしぶり。」
「ああ・・・。」
「今日は、友達としてお願いがあるんや。」
「ああ?」
「今度の選挙なんやけど・・・。」
「ああ?それより飲みに行こうぜ。」
「えっ?う、うん。また、今度な。」
「ああ・・・。」
電話をかける方も受ける方も、こうなっては儀式である。
お前は、友達じゃない。

何故か、表立って語ることができない。そこが問題だ。

共産党。
一番、言っている事はまともである。
防衛費を半減すれば年金問題は片がつくと言っている。
ほんとにそうなれば、素晴らしいことだと思う。
しかし、この党が政権をとれば暴走しそうな気がする。(何となくだけど)
強面の野党という立場がいいと思う。
数十年、数百年のサイクルで共産党の時代がくるのかもしれない。
その前に、政党名変える?

民主党。
自民に取って代れそうだけど、何か弱い。
「今は郵政民営化より、官庁の人員・コスト削減や年金問題など優先すべきことは山積みである」
現実的に、まともなことを言っている。マニフェストも期限と数値を表記している。
しかし、元を糺せば、自民。同じ穴のムジナなんだな。
社民からの鞍替えもいるのか?
政権交代が、もっと現実味を帯びてくれば、勢いで投票するかな。


で結局どうする。
判らん・・・・。


住みよい国と言われるスエーデン。
高投票率がもたらしたという。

今度の選挙は投票率高そうだけど、日本人の望む住みよい国は「金満」の匂いがプンプンする。
一度滅亡しないと再生できないのだろうか。

とりあえず、ニコルソンのように野獣と化して・・・・・・。
はあはあはあ。


| | コメント (12) | トラックバック (2)

2004年12月 8日 (水)

許されざる者

Ce

悪い奴が略奪の限りをつくす〜ヒーロー現る〜ヒーロー、コテンパンにやられる〜ヒロイン、ヒーローを助け介抱する〜途中、ヒロインの子供と心の交流があったりなんかする〜ヒーロー、炎の復讐を遂げる〜涙目のヒロインに背を向け街を去る

西部劇は、この基本パターンを守らないと日本の観客は許してくれないらしい。
許されざる者UNFORGIVEN」、日本ではオスカー作品にしては、そんなにヒットしなかったじゃないのかな。
当時、映画館で観たんだけど客は5人程しかいなかった。
いい映画だと思うんだけどなあ・・・。


かつては残忍で非情な殺し屋、今では年老いて堅気に暮らすガンマン、マニー(クリント・イーストウッド)。
若いガンマンが持ち込んだ、賞金話。
賞金目当てに、昔の仲間ネッド(モーガン・フリーマン)を加え再び銃を手に取るのだが・・・。

これぞまさに「勧善懲悪なんぞは存在しない!」と言い切ったウエスタン。
そもそも、マニーは正義の為ではなく生活費を稼ぐために立ち上がる。
賞金首も根っからの悪党でもない。
保安官(ジーン・ハックマン)も世間の正義ではなく、自分の正義を振りかざす。

銃で撃たれると、すぐに死ぬのではなく、のたうち回って死ぬのである。
銃撃戦では敵と戦うのではなく、恐怖と戦うのである。
現実はリアルなのですね。映画ですけど。
(現実がリアルって表現へんですな)


終盤、伝説の悪党が蘇るマニー。ここからが鳥肌ものの展開。

酒場に現れるマニーの“凄み”
問答無用の殺戮。
僕は、カタルシスを得るどころか“凄み”に恐怖してしまったのである。

結局、映画の中に正義を見つけることはなかった。
なんせ、登場人物すべてが「許されざる者」なんだから。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004年10月25日 (月)

感染 予言

他に観るべき映画は沢山あるはずなのに。
しかも、映画館まで行って。
イヤイヤ映画を観てきました。

感染と予言。
新レーベル、J-HORRORシアター第1弾。
公開前にハリウッドリメイクが決定。
って、期待も膨らむってもんです。

「感染」
舞台は古びた病院。(これだけで怖い)
経営不振で院長は失踪、人手不足の上、薬や器具の供給もままならない。(これだけでとっても怖い)
そんなある日、救急患者が運ばれてきた。

で、結論からすると、そんなに恐くなかったです。
でも、心理的に気持ち悪いというか、なんといいますか・・・。
医療ミスによる事故や院内感染の恐怖、陰湿な人間関係。
ホラーでありながら実際にありそうな情景がとってもイヤイヤでした。

「怖い物見たさ」を満足させるという点では、気持ちわりー感が先行して楽しめませんでした。
が、映画としては結構いい出来だったりして、やっかいです。


「予言」
原作がつのだじろうの「恐怖新聞」
この「恐怖新聞」。これがまた怖い。子供心に悪夢の元凶となりそうなコミックでした。
怖がりの人は、寝られなくなるから是非コミック見てね〜。

で、結論からすると、そんなに恐くなかったです。
ホラークイーンの道を歩みつつある、のりピーとなかなかいい演技の三上博史主演。

所々「ひっ!」とする場面はあるものの、人間ドラマを前面に出したせいか、ホラーとしてはやや中途半端かな。と言いつつ結構怖かったりして・・。
「感染」で緊張しすぎたせいか、途中眠たくなったりしましたが、後半から「貴方は怖くなる〜、怖くなる〜」
いやいや、まあ、こんなもんでしょう。
これまた、期待してたよりいい出来だったので、困ったものです。

| | コメント (3) | トラックバック (0)